INTERVIEW

プランナーってどんな仕事ですか?

私の仕事は、クライアントの要望にハマる販促を提案すること。要望を聞き取り、現況把握など情報収集し、求めているものを叶えるための販売促進やPRの方法を考えます。

仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?

私はいつも、気持ちよく仕事をしたい!と思っています。

(笑)。それは具体的にどういうことでしょうか?

クライアントの要望を聞き取り、プランナーが考え、デザイナーが形にするという流れで仕事をしています。この流れがスムーズで、提案したものがぴったりハマり、結果がよければすごく気持ちがいいです!達成感というか爽快感というか。

そんな風に仕事ができたら最高ですね。

私の仕事は、クライアント関わる人々が、なるべくストレスなく仕事を進められたらいいなと思っています。自分ひとりで仕事をしているわけではないので、必要としてくれるクライアントとはいい関係を築きながら、社内スタッフともコミュニケーションを密にして、目指す結果に向けて共通認識を持てるように心がけています。

やりがいを感じるのはどんなとき?

提案したものがクライアントに「いいね」と認められた時はもちろん、さらに、その提案が売り上げや集客など求められた(以上の)成果に現れて、クライアントの喜びにつながったときですね。クライアントの喜びが私たちのやりがいであり、次の提案への活力となっています。

5年前から、農場の販促プロジェクト『農場の顔デザイン』も
立ち上げたそうですね。

実家が酪農業を営んでおり、弟が後を継ぐにあたって農場の看板を作りたいと相談を受けたのが始まりなんです。看板をデザインするときに作ったロゴマークでTシャツも作りました。ご近所の農家さんからも看板の依頼が来て、そこから少しずつですが、ほかの農家さんからもオリジナルの作業着や帽子を作りたいと相談を受けるように。最初は、自分の仕事が農家さんのお役に立てるなんて思ってなかったです。

実家と仕事する機会なんて、めったにないですよね。

貴重な体験でした。実家の看板をデザインする時に、祖父や父の想い、継いだ弟が描く夢などを聞き取りして。改めて気づいたのは、企業と同じように、農家さんにもそれぞれの熱い思いや魅力があるということ。農家さん自身には誇りを持ってもらいたいし、その魅力を消費者のみなさんにも伝えたいと思いました。

綾香さんのライフワークですね。

地元の農家さんから、全道そして全国の農家さんや団体につながり、ご相談をいただけるのは本当にありがたいです。少しでもお手伝いできることが、自分の育った環境や農業への恩返しになればと思っています。

この会社の魅力は?

何かを考え、創り出すことが好きなので、やりたいと思ったことを実現できるところ! 人数は少ないけれど、社内のスタッフでなんでも形にできちゃうので、どんな仕事も楽しく取り組めます。社内での雑談やいろんな人との出会いの中で、どんどん思いつくのでやりたいことが尽きません。

楽しそうな職場ですね。

余談ですが、社員がサプライズで社長の誕生日パーティーを企画したこともありました。プレゼント、会場造作、ケータリング、司会、BGM、動画作成などイベント準備さながら。仕事だけでなく遊びも、みんな全力で取り組むんです(笑)。

ちなみに、やりたいことが思いつくのはどんなときですか?

これ、面白いかも!このクライアントさんとなら実現できそう!…って、実は自分が楽しんだり、面白がったりできるものがひらめくとワクワクします。思いつくのは日常生活の中で、SNS見たり、運転中に音楽ガンガンかけて歌いながらテンション上げてるときとか、たわいもないときですね。

プランナーになりたいと思っている人へアドバイスをお願いします。

講座やセミナーを受けたり、本を読んだり勉強する努力も必要ですが、もっと簡単にすぐできることがあります。普段、目にするものに興味を持って「なんでだろう?」と考えるクセをつけること。なんでこのロゴマークにしたのか、なんで看板をこの大きさにしたのか、なんでここには行列ができるのか…たくさんのことに興味を持って、ものを見るようにしていると、分析する力がついて創造の幅が広がります。簡単なことだけど、とても大事なことです。

このホームページのデザインは、まりなさんが担当しているのですか?

そうです。私の仕事は、webサイトやロゴマークの提案、チラシやパンフレット・ポスターなど印刷物、イラスト、パッケージ、看板や会場造作など…

尽きないですね(笑)。私たちが普段目にしているものばかり。

自分が一生懸命作ったものが、世に出て多くの人に見てもらえた時は達成感があります。遠くにいる知り合いからも「見たよ!」って久しぶりに連絡が来たりして、嬉しいし、つながりを感じます。

幅広い仕事の中でも得意分野といえば?

私たちの仕事は、企業や団体のコンセプトをデザインに反映する仕事です。その最たるものがロゴマークだと思っています。ロゴマークの提案は、クライアントの顔となるものなので責任も大きいですが、やりがいがあります。クライアントもロゴマークを大切にしてくれますし、私にとっても思い入れがあるので印象に残ります。

デザインする時に大切にしていることはなんですか?

コンセプトがぶれないように、クライアントがどんな目的を持って発注してくれたのか、その要望をしっかり確認します。デザイナーとしては、その要望に沿ったものを提案していけるように考え、一番大切にしていることをどのように伝えるか、伝えたいことをしっかり見てもらえるようにデザインすることを心がけています。

アイデアはすぐ浮かびますか?

すぐにひらめく時もあれば、生みの苦しみにもがく時もあります。クライアントのイメージ通り、もしくは想像以上のものができた時に「頼んでよかった!」「ありがとう!」と言われると報われます。

まりなさんは、ずっと釧路で働いているそうですが、
東京や札幌で仕事したいと思ったことはありますか?

就活のときには札幌で働こうかなとも考えましたが、デザイナーの仕事は、札幌や東京など大きな都市じゃないとできない、というものでもないんです。いかに企業の思いや考えを読み取り、形にするお手伝いができるか。もしかしたら、地方だからこそ企業と身近に向き合える、クライアントと同じ思いで仕事ができるのかもしれません。

どこにいようとも、自分の仕事のスタンスは変わらない?

そうですね。釧路で生まれ育ったので、地元の力になれたらとは思います。地域の人と関わりたい、地域の思いを幅広く伝えたいという気持ちが強いかもしれません。地方の企業が頑張っている、自分もこの仕事を通して一緒に頑張りたいなって。それが地域活性につながれば嬉しいですね。

この会社の魅力は?

大きな会社だと、担当が振り分けられたり分業になることがありますが、うちは人数が少なく小さい会社なので、逆にどんな仕事も発注を受ける段階から一貫して関わることができます。関わり方が深いので、クライアントの考えや仕事を達成するための目的をしっかり理解してデザインできるので、モチベーションもあがります。

デザイナーの仕事って、休みがないようなイメージなのですが。

デザインの仕事は突き詰めれば果てしないし限りないけど、私は仕事とプライベートをしっかり両立させたいと思っています。ただ、勤務中もそれ以外の時間も好奇心のアンテナは張っています。プライベートの充実がアイデアの引き出しを増やすことも実感しているのでしっかり休みます!この会社は、休日も取りやすく配慮してくれるので、メリハリつけて働きたい自分にとってはとてもいい職場です。

これからチャレンジしたいことはありますか?

クライアントと直接関わって仕事をするのが楽しいので、ディレクションにも積極的に挑戦していきたいです。職業柄さまざまな業界に関わることができるので、たくさん経験を積んで、デザイナーとしての成長はもちろん、ディレクターの役割も果たせるような幅広い能力を身につけたいと思います。

このサイトを見ている方へメッセージをお願いします。

デザイナーって一匹オオカミのように思われるかもしれませんが(笑)、うちの会社は少人数で仕事の共通認識も図れていて、チームで仕事している感覚がやりがいもあって楽しいです。働き方も相談に乗ってくれるので、自分らしく仕事がしやすい会社だと思います。同じ感覚で一緒に働ける仲間が増えたらいいなと思っています。